温かい出会いを求めて
いつも夫婦二人での会話ですが、日々生活するうえで、人との出会いほど、ありがたいものはありません。
「一会一生」…初めて出会うことによって、何かが生まれる。しいては、それが一生続く、大切な財産ともなる。
主人の後藤吉伸は、筆と親しみ、50年近くになる。書、そして絵を通じ、今では、土と親しむ日々…
今後、どんな出会いがあるのか。二人でそれを楽しみに、日々過ごしている昨今です。
書との出会い
十代後半から大三島在住の菅芳雄氏(号・静海)に師事。筆に対し、興味を持っていたが、零からの出発。今思えば、「鋒先が中央を走る筆の技法」を学んだ思いがしている。
絵との出会い
書と同じくして、特に墨絵に魅力を感じ、二十歳頃に地元の多田栄太郎氏(号「頴生・院大・無心」)に出会う。達磨絵に魅力を感じ、自分なりに研鑽した日々。先生亡き後、痕跡を尋ねる。
禅昌寺(山口県山口市曹洞宗の寺院)
法輪寺(京都だるま寺)
昭和16年頃、住所-京都市花園宮上町47との記述があり尋ねる。近くに「法輪寺・通称だるま寺」があり、何かひかれる思いで立ち寄る。すると驚きの出会いが待っていた。先生の達磨軸が床の間に掛かっていた。禅僧後藤伊山師について達磨の研究に打ち込んでいたのは、このお寺さんであったのか…驚きとともに時の住職、佐野大義氏にお話を伺う。
又、広島県尾道市に南画の第一人者直原正氏(号・玉青)が一月に一度、墨絵教室を開催していた。地元の生徒さんに同行し、その後、何度か直接ご指導を得たこともある。
我が島大三島の隣は、西日光耕三寺の広島県尾道市瀬戸田町。日本画家平山郁夫氏の出身地。「平山郁夫美術館」が存在する。大三島へ写生に訪れた際、出会いがある。やさしく声を掛けていただいたその声が、今も残っており、忘れられない想い出。
土との出会い
四季折々の風景、自然のおりなす風情…生きている喜び。主人は、農業には、全く無関心であった若い頃。
私から一言
「六十歳を迎える頃から、土と親しむ日々。どちらかというと職人気質の気性。雑木生い茂る荒地を、ほとんど一人で、2000㎡の土地を開墾。農業の心に触れる思いだったのか?。その頃から、直接販売に着手。ホームページ作成、ヤフーオークションへの出品を始める。今では、ブレーキをかける私。」
柑橘販売での出会い
ホームページの作成、そしてネット販売を手がけるが、当初は手探り状態で上手く対応できなかったと思う。
顔の見えないお客様との接客…どう有るべきか?色々と考えさされるものがあった。
私達が出来るのは「温かい出会いを求め、心をこめた対応」これに尽きると感じた。
お陰で今では、旅行の途中、あるいは柑橘の話を聞きたい等、結構自宅へ立ち寄ってくれる方々が増え、ありがたい限りである。
それと最初は私であったが、広島県尾道市因島大浜町ではっさく屋を営む、柏原伸亮氏と出会う。
今では、私たちが栽培する八朔、そして甘夏を、好んで使っていただいている。「はっさく大福」は、すごい人気となっている。
又、ホームページは、広島県尾道市因島田熊町の「かわよしパソコンサービス」の川野良泰・りかご夫妻が作成担当。これが縁で、私達のホームページリニューアルも「かわよしパソコンサービス」さんに依頼。
これからについて
自然を身近に感じて過ごすことは、得るものが多い。柑橘だけでなく、作品等についても、ご縁があればありがたく思います。二人で感性を磨き、ご縁を楽しみに待っています。
作品の一部ですが、ご鑑賞ください。作品紹介のページへ▶▶